安全にお薬と付き合うために、知っておきたい情報はいくつもあります。しかし、それらをすべて覚えておくのは大変です。
そこで、患者様の大切な情報を、効率よくまとめるために活用されているのがお薬手帳と薬剤情報提供書です。
お薬手帳には、患者様の過去から現在までのお薬の記録を記載します。
どこの医療機関の医師から、どんなお薬を、どのぐらいの量で、どんな使い方で、どの期間出されたのかが手帳を見れば分かります。
また手帳には、服用して効き目はどうだったのか?医師・薬剤師に言われたことや薬が合わなかったことなど、記録を残しておくことで、今後の薬物治療に大いに役立つことになります。
お薬手帳は、薬物治療の過去から現在そして未来の予測の情報が記載されています。
今処方されているお薬について、医療機関・処方医・薬の名前・効果・用法・副作用・注意事項などが記載されています。
現在の薬物治療の情報が記載されています。
お薬手帳と薬剤情報提供書を利用することで、薬の情報を簡単に活用でき、健康を守ることが可能になります。
来局時にはお薬手帳を必ずお持ち下さい。薬局で手帳の内容を確認して、新たな情報を書き加えます。
また、薬剤情報提供書は毎回お出ししますので、大切にお持ち帰り下さい。
病院のお薬には、同じ成分・同じ効き目でも値段の高い(先発医薬品)と安い(後発医薬品)があります。
ジェネリックとは、英語で薬の成分名である一般名(generic name)のことを意味します。
欧米では、後発品は一般名で処方されることが一般的なためジェネリック医薬品と呼ばれています。
最近、日本でも一般名処方が多くなってきていますので、目にすることも増えていると思います。
通常、医薬品は特許を持っている製薬会社しか製造することができません。
しかし、特許が切れることで他の製薬会社が同じ成分を使い、同様の効果を持つ医薬品を安価に製造・提供することができるのです。
ジェネリック医薬品を使いたい旨を診察時に医師へお伝えください。
また、薬局にて薬剤師にお伝えいただければ、ジェネリック医薬品を調剤可能な場合は調剤いたします。